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資産形成全般

インカムゲインに向いている人とは?

結論

私はインカムゲインを目的とする投資方法に向いている人は資産が一定程度ある人であると考えます。資産が少ない場合はメインにすべきではない考えます。

アクティブ投資

私が考える株式投資のアクティブ投資とは、基本的には上場している会社の業績、資産内容、事業内容、配当施策等を調べ、それが自分が望むあるいは許容できる範囲の場合に投資を行い、許容できない範囲になったら売却する投資方法と考えています。チャート投資の場合も自分が資産を増やせると考えたチャートの形になった時に投資を行うのでその意味で同じと考えています。

インカムゲインとキャピタルゲイン

私はアクティブ投資の中でも大きく分けると2つの投資方法に分けられると考えています。第一に投資途中での資産を受け取る投資方法(インカムゲイン)、第二に株価の上昇により資産増大を目指す投資方法(キャピタルゲイン)の2つです。

株式投資で投資途中での資産を受け取る投資方法は優待株投資、高配当株投資になります。株価の上昇により資産増大を目指す投資方法はバリュー株投資、成長株投資、チャート投資となります。

株式投資のインカムゲイン

今回は投資途中での資産を受け取る投資方法(インカムゲイン)である優待株投資と高配当株投資について考えていきたいと思います。

優待株投資

優待株投資とは

優待株とは『投資する会社が自社の株主に対して、自社商品やサービス、自社商品に関係のないお米やクオカード等の金券等をプレゼントすること』をいい、それを目的に投資することを優待株投資といいます。

優待株投資のメリット

メリットは株を所有するだけで色々な品物がもらえることです。例えば、カゴメではカゴメ商品の詰め合わせセットが株数に応じていただくことができたり、東京ディズニーランドを経営しているオリエンタルランドは東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの1日パスポート券がいただけます。

それぞれの会社で色々な優待品が貰えるので、自分の好きな優待品がもらえる会社に投資すれば、投資のモチベーションが上がるため人気のある投資方法です。私も30代〜40代前半の時には日々の生活を豊かにしたいために、クオカードやお米が優待品とされている会社に投資し優待品を手に入れていました。家族受けも非常に良かった記憶があります。

高配当株投資

高配当株投資とは

高配当株とは配当利回りが高い(1株当たりの配当金÷1株株価が高い株式)株式をいい、その高配当を目的に株式を取得する投資方法を高配当株投資といいます。

高配当株投資のメリット

優待株投資と同様に高配当株投資は株を所有している間は配当を出してくれますのでこちらも投資に対してモチベーションが上がるとともに現金も増えますので非常に人気が高い投資方法です。

優待株投資・高配当株投資のデメリット

まず第一に優待株投資であれば優待が改悪や廃止となってしまうこと、高配当株投資では配当が減配したり無配(配当がない)になってしまうことです。例えば、優待品としてクオカードが設定されている会社がそれをやめてしまった場合はその株を持っている意味がなくなってしまいます。高配当株式も同様です。

第二に値上がり益があまり見込まれないことです。優待株や高配当株は概して、急成長をする企業でなく成熟企業と呼ばれる企業群が多く、成熟企業は新事業に投資を行い利益を得て株主に還元するのではなく、優待や高配当を株主に還元しているため、業績が急上昇しないため、値上がり益はあまり期待できません。

デメリットを低くする方法

デメリットを低くする方法ですが、残念ながら優待株は高配当株と異なり、業績がよくても会社の都合で改廃される可能性が高いのでその会社頼みとなってしまいます。ただ、基本的には、優待株投資や高配当株投資をしようとする企業の事業内容、業績内容、資産状況等を分析することにより、改廃するような企業を選ぶ確率を低くすることが可能です。業績や資産状況が悪くなれば、当然に優待品や高配当を維持することが難しくなり、改悪したり取りやめる可能性が高くなるからです。その可能性を低くするためにその会社を十分に研究することが重要です。

ただし、この投資方法で見つけた企業の中でも生活に根ざしているような企業の場合は業績が徐々に拡大していますので、そういった会社は株価も配当も上がっていくので、自分の資産を増やすための非常に有望な企業となります。

また、現在では、高配当株の企業を自動的に選択して投資するような米国ETF等もありますので、その投資しようとするETF等の選択基準をきちんと把握し投資をすれば、自分で綿密に調べなくても高配当株投資と同じような成果を得ることが可能と考えます。

高配当株投資・優待株投資に向いている人

高配当株の投資は自分の資産の大小で意味合いが変わってきます。資産が多い方はこの投資方法だけでも十分資産を増やすことができますが、資産の少ない方はそこまで資産を増やすことができません。

例えば、総資産1億円と総資産100万円の方がいた場合にそれぞれ3%で運用した場合を想定してみましょう。1億円の方は1億円×3%=300万円を得ることができ、月にならせば25万円です。十分暮らしていけることが可能ですよね。

しかし、100万円の方は100万円×3%=3万円であり、月にならせば2500円となります。これではなかなか配当だけで暮らしていくことはできないと思います。よって、生活費の足しで優待株投資や配当株投資をする目的であればいいと思いますが、資産を増加させようとするにはある程度の資産を持っていないと高配当株投資では資産を増加させることはなかなか難しいと考えます。

まとめ

優待株投資・高配当株投資は日々を過ごしていく中で、投資のモチベーションを上げる上では非常に有効だと思います。ただし、爆発的な株価の上昇はなかなか考えられず資産を大幅に増やすということは自分の運用する資産が少ないと難しいと思います。そのため、このインカムゲインを目的とした投資方法をメインにできる方は、資産が一定程度ある人が投資方法かなと私は考えています。

 

ABOUT ME
つかさゆう
アラフィフの会社員です。妻と高校生・中学生の子供2人の4人家族です。1990年から金定額積立を始め、その後、日本株式を中心に株主優待投資と成長株投資をメインに資産形成をしてきました。近年、米国株の取扱い証券会社が増え手数料も安くなってきたので米国株も投資し始めてます。また、最近は個別株と共にインデックス投資にも投資しています。暗号通貨も投資してます