結論
インデックス投資に一番向いている人は第一に複利を最大限生かすために長期にお金を運用したい、第二に元本を減らすリスクを低くしたい、第三にあまり投資に時間をかけたくない人だと私は考えます。
始めに
株式投資手法として大きく分類するとインデックス投資とアクティブ投資がありますが、インデックス投資に合っている人を考察するため、インデックス投資のメリット、デメリットについて書いていき、上記に示した方がインデックス投資に適している人であると証明していきたいと思います。
インデックス投資
インデックス投資とは
インデックス投資とは、『市場の動きを表す指数(インデックス)に連動した運用成果を目指す投資方法』をです。インデックスは様々な種類があり、例えば株式だと日本市場であれば、日経平均、TOPIXなどが代表的で、また、アメリカ市場ではダウ平均、S&P500等が代表的なものですね。TV等のニュースででよく聞く言葉ですよね。そして債権にも色々指標とするものがあります。
インデックス投資のメリット
私は、インデックス投資のメリットは3つあると考えてます。第一に投資初心者でも(株式の知識がなくても)投資ができること、第二に運用にかかるコストが低いこと(証券会社等の手数料が安いこと)、第三に(小額からでも)分散投資ができることです。順に見ていきましょう。
1.投資初心者でもすぐ投資できる
第一の投資初心者でも投資ができるとは、個別株投資等を行う場合はその会社を詳しく調べて投資しないとなかなか運用成績がうまくいきませんが、日頃からニュース等で聞き覚えがある日経平均、TOPIX、ダウ平均等に投資をする場合、そのように詳しく投資する必要は少なく(本来はどんなインデックスかは確認する必要がありますが)、投資初心者でもすぐに投資をすることができます。
2,運用コストが低い
第二の運用にかかるコストが低いとは、インデックス投資とはインデックスに連動する事を目標とする商品(投資信託、ETF)であり、証券会社やファンド会社の必要経費が最低限で済むため、証券会社等の手数料が抑えられることとなります。(ベンチマークを上回る事を目指してファンド会社等が作るアクティブファンドと呼ばれるものがありますが、この商品は人の意思が入ることから必要経費が余計にかかるためインデックスファンドより手数料が高くなります)
3,(少額からでも)分散投資ができる
第三に(少額からでも)分散投資ができることとは、『卵は一つのカゴに盛るな』という株の格言(一つのカゴに卵を盛った場合に、そのカゴを落としてしまった場合に全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れたとしても他のカゴの卵は影響を受けずに済む)がありますが、インデックスの場合はまさに指数に連動する事を目的としていることから、指数に基づく様々な商品を購入しているため、自然と分散投資をすることができます。今は100円から分散投資もできるため、小額から分散投資をすることができます。
インデックス投資のデメリット
ただし、インデックス投資にはデメリットが2つあると考えています。第一に短期間で大きなリターンが期待できないこと、第二に投資コストが毎年かかることです。
1,短期間に大きなリターンが期待できない
第一に短期間で大きなリターンができないとは、指標(インデックス)に連動する事を目的としていることから分散投資を行っており、急激で短期間な上昇が見込めないということです。そのため、短期投資にはむかず、どちらかといえば長期投資(老後資金)向きかなと思います。
2,投資コストがかかる
第二に投資コストがかかるとは、わかりやすくいうと投資信託やETFでインデックスを維持するためにファンド会社は保有株式や債権等を調整をしていく必要があり、そのための手数料が毎年かかることになります。
私が考えるインデックス投資に合う人
以上見てきたように、インデックス投資は投資初心者でもすぐ投資ができますし、小額から投資をすることが可能です。一方で個別株のような短期間で大きなリターンが期待できません。
上記、メリット・デメリットを踏まえ、私が一番インデックス投資をすることが合っていると思う人は、以下の方になります。
投資に詳しくない人(時間をかけたくない人)
本業や副業で稼げる方で投資に時間を費やしたくない方やまだ投資方法がよくわからずにとりあえず何かやってみたいと考えてる人がまずインデックス投資に合っていると考えます。投資の勉強をほとんどしなくても、市場平均の成果を得ることができるためです。
毎月積立(ドルコスト平均法を行う)を行う人
毎月積立をすることにより、投資したインデックス指数が上昇した場合は購入するインデックス商品は少なくなり、インデックス指数が下落した場合は購入するインデックス商品が多くなるため、投資期間でインデックス指数が右肩上がりの場合は、資産が必ず増加します。インデックス投資ではないですが、私は大学時代から金積立を行っていますが、低迷期間はありましたが投資し始めた時より金の価格が上がっているため、積立総額の約2.5倍に現在はなっています。
長期購入を行う人
長期購入を行うことで、複利の威力が発揮されることとなります。複利はまさにお金がお金を作ってくれる仕組みの主力となるものであり、長期であればあるほどその威力が増します。
まとめ
インデックス投資は投資に時間をかけたくない人(投資初心者)、毎月積立を行う人、長期購入を行う人にはいい投資方法だと私は考えます。
この3つのうち一つでも当てはまる方がいれば、その方もインデックス投資が合っているものと考えられます。
自分の子供も社会人になった際には強制的に1万円を投資させるつもりです。20歳や22歳で毎月1万円投資すれば5%で運用したとしても60歳時点では1300万円以上になる可能性が高いからです。