結論
知り合いに『資産形成はいつ始めるのがいいの?』との聞かれたら、私は『そう思ったら、今すぐ始めるべきだ』と回答します。なぜ、そう回答するかをこれから述べていきたいと思います。
始めに
資産形成をする事を考えるということは、老後の生活資金等、将来の生活費に不安がある方が考え始める事だと思います。自分の稼ぎが十分であれば資産形成・運用をしなくても不安がないでしょうし、自分の両親がお金持ちであれば最終的にはそのお金を引き継ぐことができるので、そんなに焦らないかもしれません。
自分の稼ぎが十分でない、お金持ちの家でもない場合はどうしてもお金を増やしていかないと不安になってしまいます。自分の稼ぎを増やすために出世して収入を増やしたり、副業を行い収入を増やす等方法は色々ありますが、資産形成を行い資産運用ができれば、自分の労力を使わずにお金を増やすことができます。
お金がお金を連れてくるためにするべきこと
その方法とはお金がお金を連れてくる仕組みを作ることです。その仕組みを作るためには、2つのことが重要になってきます。
種銭を作ること
一つ目はお金を連れてきてもらうためのお金(いわゆる種銭)を作ることです。種銭がないことにはお金を連れてきてくれません。種銭が大きければ大きいほど当然に多くのお金を連れてきてくれます。例えば、預けたお金が1年で3%増えると仮定した場合、種銭が100万円だと仮定すると100万円×4%=4万円を連れてきてくれます。
ところが種銭が1億円だと1億円×4%=400万円を連れてきてくれるのです。3万円と300万円、インパクトが全然違いますよね。種銭が大きければ大きいほど効果が大きいことは理解できると思います。
自分が稼いだお金を日常の生活費で使い切ってしまっていれば当然お金は貯まらず、お金を連れてきてくれません。こちらについては、また別な機会に書きたいと思います。
投資を始めること
二つ目は投資を始めることです。早ければ早いほどたくさんお金を連れてきてくれる可能性が高まります。
『複利は人類による最大の発明』とアインシュタインが言ったと言われています。複利は時間が経過すればするほどその威力を発揮することとなります。
1年より10年、20年と時間の経過が長ければ長いほど、雪玉が坂道を転がる際に大きくなっていくようにお金も増えていきます。
上記の例で100万円を4%で運用した場合、何年で2倍の200万円になるでしょうか?
単利(わかり易くいうと種銭だけを毎年預ける方法)で運用した場合は25年かかります。100万円÷4万円(1年間で4万円利息がつきます)=25年
一方、複利(わかり易くいうと種銭+利息を毎年預ける方法)で運用した場合は、18年で100万円を増やすことができます。100万円×1.04を18回行えば、200万円に到達します。
そんな面倒な事をしなくても『72の法則』とよばれる法則で簡易に計算をすることができます。『72の法則』とは72を利率で除した答えの年数で倍になるという法則です。
72÷4=18となり、18年と計算できます。複利で25年運用したら250万円を超えますので、単利で運用するよりも50万以上(種銭の半分以上)も差がつくことになります。
まとめ
お金がお金を連れてくる仕組みはより早く始めるべきであり、資産形成を始める時期は複利の力を最大限利用するために、思い立ったらすぐやるべきだと思います。