お金がお金を連れてくる仕組みを作る
日常生活・第二の人生を豊かにするために
資産形成全般

資産形成(節約・貯める力)のために車両保険は不要か?

節約するために(貯める力をつけるために)車両保険は別に入らなくてもいいという意見をたまにネット上で見かけられますが本当にそうなのか、そうだとするとどんな人が入らなくていいのかを見ていきたいと思います。

結論

私は、今乗っている自動車の中古車価格(諸費用込)+αを現金で保有していて何かあればすぐそのお金を出せる人は加入しなくてもいいと思いますが、その条件にプラスして交渉ごとが面倒な人であれば加入した方が豊かな人生が送れると信じているためお勧めします。

したがって、上記条件に合わない、例えば、自動車をローンで購入している人は基本的には保険料は高いと思いますが、車両保険は加入していた方がいいと考えます。

損害保険とは

車両保険は自動車保険の一部であり、自動車保険は損害保険に位置付けられます。

損害保険とは、偶然のリスクによって生じた損害をカバーするためのものです。保険は相互扶助の考えで成り立っており、多くの人からお金を集め、何かリスクが発生した人にその損害をカバーするためのお金をお支払いして元の生活に戻ってもらおうとする制度です。

車両保険でいえば、何らかの事故が発生して車に損害が出た場合に、その損害(修理代)をカバーするためにお金(修理代等)が支払われるということになります。

車両保険とは(かなりざっくり)

確かに車両保険は高いイメージがありますし、実際高いかなと個人的に思います。

車両保険とは自分の車に損害が出た場合に対応する保険です。事故形態によって担保する範囲が変わります。相手の車がいる事故、単独の事故(いわゆる自爆事故)、いたずらされた事故、盗難事故等様々な事故があります。

大きく分けると相手がいる場合に出る車両保険と盗難事故を含めて色々な事故に対応できる車両保険があります。当然、色々な事故に対応できる車両保険が保険料が高いです。また、それに付随して代車費用や全損になってしまった時に諸費用が出る特約等も付帯する事ができます。

車両保険でも自分の車や状況にあう色々な条件を付保する事で、例えば運転が自分はうまい(と思っている)ので相手方がいる場合だけ対象となる車両保険に入るとか事故があった際に一定金額以上の損害だけ支払う契約等することによって保険料を安くすることも可能です。この辺はご契約されている保険会社や代理店さんにお尋ねください。需要があれば改めてお話しする機会もあると思います。

資産を増やすため(節約・貯める力)に車両保険に入らない

ところで、資産を増やすには資産投資をする種銭をできるだけ多く用意し、複利を利用して雪玉が坂道を転がりどんどん大きくなるようにしていく事が重要だと思います。

種銭を多くするには、収入を増やすこと生活固定費を抑えて余裕資金を増やす必要があります。

保険というのは目に見えないものなので、生活固定費を削るには格好の項目となります。これは車両保険の保険料が高いというのが一番だと思いますがそのほか事故に遭う可能性が低いので、加入しなくても何か事故が発生したら蓄えていたお金で対応すればいいという考え方から来ているのだと思います。

事故が発生した際に車両保険に入っていないと困ること

・事故があった際の代車

・過失交渉が難航する可能性

・修理に時間がかかる可能性

実際事故が発生した場合を考えると、保険に入っていた方がいいと思う事が発生します。

事故があった際の代車について

相手方がいる事故でそれぞれに責任割合が発生する事故(過失割合が発生している)事故の場合には保険会社が代車を手配しないので、代車代は自分が負担することとなります。

過失交渉が難航する可能性

相手方がいる事故の場合、それぞれの主張が異なり、過失交渉が難航する可能性があります。例えば車両保険に入っていない場合で、自分の車の損害が100万円だと過失が10%違うだけで10万円の自己負担が増えることになります。相手の方も当然相手の車に損害が出ているので自分の過失が低いと自分の車の修理費の自己負担が減るので交渉が難航する可能性が高くなります。

修理に時間がかかる可能性

また、過失交渉が揉めている場合は、車両保険に加入していないと修理をしてもらえるかわからないので(お金の出どころがわからないと修理着工はしない)、自動車修理会社が修理をなかなか着工しないことも考えられ、なかなか車が直ってこない可能性もあります。

車両保険に加入していると

代車費用等の特約を付帯した車両保険に加入していれば、過失割合があったとしても、自分の入っている保険会社から代車を出してもらうことも可能になりますし、車両保険で修理代も確実に入ることから自動車修理会社も安心して着工する事ができ修理期間も比較的短くなる事が多いです。また、面倒な相手方(相手保険会社)との過失交渉も自分の加入している保険会社が基本窓口となり対応してくれるので気が楽になりま。

自分の経験から

私も自分の車で過失が発生する事故にあった事がありました。私は車両保険に加入していたので、事故があった際に事故現場からタクシーで自宅に帰宅したり、車の修理に当たっては保険会社から代車の手配や修理工場の斡旋、さらに相手方(保険会社)との交渉もやっていただいたので、非常に安心して日々の生活を過ごす事ができました。ちなみに私の車は全損となってしまい、買い換えることとなりましたが、車両保険に加入していたおかげで車両保険金を受け取り、新車購入の一部として十分役立ってもらいました。そんな経験をしている私でも車両保険は高いなあと思います。でも、何かあった際に自分の運用している資産を取り崩したくもないのでお守り代わりに加入しています。

まとめ(車両保険が不要な人は)

自分の乗っている車の中古車価格+αを事故があった際にポンと出せる人

手間がかかる事が面倒だと思う人

は車両保険は不要と言える人です

保険とは偶然のリスクが発生した場合にそれをカバーするためのものです。したがって、リスクが発生した際の損害の資力がない場合はそのための保険には加入するべきです。

言い換えれば、車両保険は自分の所有する車の価値以上の資力を持っていない場合は加入するべきだと私は考えます。

節約のために、リスクをそのままにしておくことは実際に事故が発生した際にリカバリーができない可能性があります。その可能性をなくすために入るのが保険なのですから、本当に車両保険が必要ないのか十分に検討する必要があると思います。

 

ABOUT ME
つかさゆう
アラフィフの会社員です。妻と高校生・中学生の子供2人の4人家族です。1990年から金定額積立を始め、その後、日本株式を中心に株主優待投資と成長株投資をメインに資産形成をしてきました。近年、米国株の取扱い証券会社が増え手数料も安くなってきたので米国株も投資し始めてます。また、最近は個別株と共にインデックス投資にも投資しています。暗号通貨も投資してます